最近スカステで観た宝塚作品(更に狂はじ / New Wave! -月- / Never Say Goodbye / VIVA! FESTA! / ルナロッサ

更に狂はじ('00年月組 主演: 霧矢大夢大和悠河)

能楽(猿楽)の世阿弥の二人の弟子のストーリー。
きりやん(霧矢大夢)は世阿弥の甥っ子で、能役者として見込まれ世阿弥の息子、元重として育てられた。

萬あきらさんが世阿弥役、箙かおるさんも出てらして、お若い姿が見れて嬉しい♪

元雅役に大和悠河さん。雅〜な雰囲気でかっこよいです。
元重は猿楽を後世に残すために将軍家との関わりを大事にして、大成させるための努力をし続けるが、世阿弥の本当の息子の元雅は恋を選び死んでしまう。
弟役の遼河はるひさんも出番が多く、素敵でした。

 

New Wave! -月-('14年月組 主演:美弥るりか)

みやるり(美弥るりか)を中心とした若手が歴代の月組の名場面や、ジャズ等を歌うNew Wave!公演。

他にはたまきち(珠城りょう)、ちなつ(鳳月杏)、としちゃん(宇月颯)が主要メンバー。

歌やダンスよりも印象的な場面が多いのがこの公演なんだけど、白雪さち花さんのインタビューの前髪のトークがめっちゃ笑えるのと、この公演が月組最後だった咲妃みゆちゃんが、最後の涙の挨拶のあとに、「つっきぐみ、サイコー!サイコー!」っていきなり踊るのがものすごく可愛かった。

若き夢奈瑠音ちゃんも出ているので要チェック。

 

Never Say Goodbye -ある愛の軌跡-('06年宙組 主演:和央ようか)


のちに主演の和央ようかさんと結婚するワイルドホーンさんの楽曲&小池修一郎の脚本という豪華な作品。
12年もトップ娘役だったお花様(花總まり)と人気を支えた和央ようかさんへの歌劇団からの餞ですね。

今度宙組の真風涼帆さん主演で再演されるので、見たかった作品でした。

174cmの和央ようかさんがスーツ姿が完全に男でびっくりした!声も少し掠れていてかっこいい・・・
ハリウッドで活躍した人気カメラマンのジョルジュ役で、取材で訪れたスペインでナチスドイツ派のファシストとロシア派の内戦に巻き込まれていくストーリー。最近見た凰稀かなめさん主演のロバート・キャパの話に似てるなーと思ったらモデルにした人の一人だそうです。

お花様は映画の撮影の同行で訪れたスペインで同じく内戦に加わっていく女流作家役。

この作品はワイルドホーンさんが携わっただけあって、和央ようかさんの歌が多いです。高音のパートも多くて難しそうな感じでした。新人公演大変だっただろうな〜と思って調べたらちぎちゃん(早霧せいな)!私が一番最初にファンになった元男役さんです。退団公演の新公主演をモノにした運がすごいわ。

 

VIVA! FESTA!('17年宙組 主演:朝夏まなと)

伶美うららちゃんセンターのロケットがものすっごく良いです!
ギラギラのだるまの衣装の腰につけた羽みたいな衣装もイイ!!
なんでこの子トップにならなかったんだろう・・・
下級生時代の星風まどかちゃんもいますねー

まぁ様(朝夏まなと)は踊りはもちろんなんだけど、とにかく表情が良いんです。
黒燕尾はめちゃくちゃかっきょいい!
激しく踊ってるのに、口を閉じてる・・・なんで!?そんなことができるの!?
下級生時代のまかぜ(真風涼帆)もいて新鮮です。

 

ルナロッサ-夜に惑う旅人-('11年宙組 主演:大空祐飛)

 ルナロッサは紅い月という意味だそうで、エジプシャンなミュージカル風なショーでした。
みっちゃんが歌うシーンが多いんだけど、ものすごーーく良い声を響かせてくれています。やっぱり良いわぁ、みっちゃん。
歌でいうとヅカ歴代の中でもみっちゃんとだいもんは格別だと思う。声の質が舞台向きなのかな。とにかくオープニングからパレードまで奥行き深い歌声が楽しめました。

 

 

 

最近スカステで観た宝塚作品(Paradise Prince/ Dance Romanesque / はいからさんが通る / 翼ある人びと)

最近観たスカステ番組をメモメモ〜

 

Paradise Prince('08年宙組 主演:大和悠河)

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タニさん(大和悠河)のトップ5作品め。
アメリカのアート界の天才アーティストのスチュワートが、地位を捨てて幼い頃に描いていたParadise Princeのアニメーション作家になるために、素性を隠してドリームファクトリーに入って下積みから頑張るっていうストーリー。

ファッションがカラフルで、観ているだけで楽しい〜!
そして後々トップさんになる蘭寿とむさん、みっちゃん(北翔海莉)ちぎちゃん(早霧せいな)が出ている豪華な顔ぶれ。

タニさんはスチュワートみたいなかっこつけイケメンが超絶似合うなー。
陽月華さんも大人可愛い!だけど、デュエットはやっぱり、ん〜笑

最近は童顔タイプのトップ娘役ばっかりなのよね。個人的に陽月華さんみたいな大人っぽくて美しい娘役がやっぱり好きだわ。

みっちゃんのアドリブタイムがいいね!
みっちゃんって研10のときに既にアドリブを求められていたのね。流石だわ。

 

Dance Romanesque('11年月組 主演:霧矢大夢)

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きりやん(霧矢大夢)のショー。
赤系の衣装で舞台を埋め尽くすオープニングは圧巻でした。
のちのトップのみりお(明日海りお)とまさお(龍真咲)が同等の扱いの時代でめちゃくちゃ華やか。

きりやんは真ん中が似合う安定と貫禄、そして鳳蘭さんに似てるー!

まさおと咲妃みゆちゃんの雨宿りの館の場面とか、その後のきりやんのノートルダムの鐘みたいなミュージカル風の場面があってミュージカルの雰囲気も楽しめるショー、好きです。

たまきち(珠城りょう)&ちなつ(鳳月杏)が組んで踊ってて、この頃から一緒に起用されていたのね〜と、月雲の皇子を思い出す。

貴千碧さんのダンスがやっぱり抜群にうまい。彼女だけのカメラを回してほしい!

 

はいからさんが通る('17年花組 主演:柚香光)

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漫画原作の中でもかなり好きな作品で、何回も観てます。
 華ちゃん(華優希)演じる紅緒の「行ってまいりまーす!」から始まるオープニングの曲からして好き・・・
柚香光君の少尉、華ちゃんが活き活きしたお芝居を繰り広げてくれた紅緒、どちらもお二人が抜群に役に合っていて、転機となった役なのでは?と感じます。

華族のお嬢様、環役のしろきみちゃん(城妃美伶)が「私達が殿方を選ぶのです」というセリフがこの時代をとても良く反映しているし、女学校卒業後に職業婦人として新聞社の記者になるところとか、子供時代に読んで、かっこいいな〜!私もそうなるのかな?と感じたものでした。

そんな環が軍人のマイティ(水美舞斗)を好きになって満州へ追いかけていくのも、素敵なストーリー。

宝塚の作品は女性があまり目立たないように作られているけど、紅緒がほぼ主役のように作られたこの作品のストーリーは革新的だと思います。

 

翼ある人びと-ブラームスクララ・シューマン('14年宙組 主演:朝夏まなと)

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まぁ様主演ってだけで観たいと思うのがまぁ様のすごさ。
立ち姿がかっこいいってだけじゃなく、あの眼力の演技と歌が好きなのよね。

この作品、トップになる前の研13の作品。若きまぁ様の苦悩する姿が存分に見れます。

ヨハネス・ブラームスって誰だっけ?状態で観ましたが、特に知らなくてもわかる作品でした。
ベートーヴェンの少しあとの時代の作曲家で、リスト役にひかるちゃん(愛月ひかる)。

最近ではだいもんがfffでベートーヴェン役をやったけど、そちらも同じ上田久美子先生の作品。この先生の作品は好きな作品が多いです。

ヒロインの伶美うららちゃんとまぁ様、神々の土地もそうですがとても相性が良いです。伶美うららちゃんが美しすぎて、それだけでも見る価値ありな作品です。

 

 

【配信観劇】CITY HUNTER('21年 雪組 主演:彩風咲奈)

昨日は雪組の宝塚劇場の千秋楽を配信で観ました。

CITY HUNTERFire Fever!の2本立て。

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全編観れそうな時は配信で楽しもうと思っていますが、子供の送迎の関係上、配信ですらなかなか観ることができないので、昨日は絶妙なタイミングで観れた!

しかも誕生月は楽天TVが20%OFFなのでお得に観れました。

 

真ん中に立つ咲ちゃんを見て、ちぎちゃんトップ時代から雪組で頑張ったね〜と感無量。咲ちゃんホントにトップご就任おめでとう!!!

 

CITY HUNTERはジャンプ連載時にアニメも見ていた世代なので、世界感は違和感が無いのですが、駅の掲示板とか、昔のギャグとか、30代以下はポカーンでしょうねー。

本来の冴羽獠の下品キャラをどう描かれたのかを楽しみにしてたんだけど、咲ちゃん(彩風咲奈)は声色でらしさを出してましたねー。ちょっとちぎちゃんルパンに似てる感じ。
長身の咲ちゃんは冴羽獠ルックが似合ってました。新人公演の縣君も似合いそう〜!

 

香役はトップ娘役のひらめちゃん(朝月希和)
ひらめちゃんのこんなに長いお芝居を初めて見た!かなり緊張していた感じが伝わってきた。お歌が、、、きぃちゃんの後だとやっぱり比較してしまう、、、
かなり男勝りな役どころで、咲ちゃんとのラブラブな絡みが少なかったのが残念だったかな。

 

海坊主役の縣千君は似合いすぎ!途中でサングラス外してくれてお顔見れて良かった^^

 

Fire Feverは冒頭のダンスの衣装が重たそうなのに、ひらめちゃんも咲ちゃんと同等の衣装で肌がほとんど露出されておらずセクシーさが無かったのが残念・・・
香役といい、ひらめちゃんはトップ娘役のゴージャス感がほとんど無かった。

舞台の端から端までの人数のロケットはすんばらしかった!これぞ宝塚でしたねー

 

やっぱりだいもん&きぃちゃん時代が素晴らしすぎた、、、
とか思っていたら退団者のお花渡しでだいもんが登場して声が出た。

 

大千秋楽まで頑張ってください!

最近スカステで観た宝塚作品(金色の砂漠 / ミロワール / 風の次郎吉 / パパ・アイ・ラブ・ユー / シニョール ドン・ファン / 赤と黒)

子供が寝たあとの毎日30分のスカステ録画を見るのは点滴です。

今日も忘れる前にメモメモ〜

 

金色の砂漠('17年花組 主演:明日海りお)

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ポスターデザインがあまり好みではなく、期待せずに観たらとても良いストーリーでした。奴隷と主人の恋と嫉妬の話。

オープニングはとあちゃんが砂漠に佇む場面から、みりおが主題歌、そして時間が遡って物語がスタートする展開。

この作品、主演のみりお(明日海りお)がまさかの奴隷役ギィ。
そして開始5分くらいでタルハーミネ王女役のトップ娘役のかのちゃん(花乃まりあ)に四つん這いになった背中を階段代わりに踏まれるという、かなりビックリした演出でした。

素直じゃない愛情表現のブラックなみりお、とても自然でした。
そして、何よりかのちゃんの退団公演だったんだけど、すごく美しくて、気品高く、強くて脆い、いろんなかのちゃんを見ることができて、大成した作品だと思いました。

ストーリーテラーも兼ねているキキちゃん(芹香斗亜)は安定した余裕のある演技。今は宙組だけど、やっぱりキキちゃんは花男が似合う。そろそろトップになってくれないかな〜

そして、大人っぽい演技が魅力的だったゆきちゃん(仙名彩世)。このときには次期トップ娘役が決まっていたんだよね。貫禄のあるお芝居を見ると同じ人とは思えない、エンディングの真ん中で踊るラインダンスがすんばらしい!!何回もリピート再生しました。あのハードで難解な振り付けを涼しい顔して踊るゆきちゃん!!尊敬する。。。

 

ミロワール - 鏡のエンドレス・ドリームズ-('08年雪組 主演:水夏希)

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水さんの主演ショー、初めて観ました!
ミロワール=フランス語で鏡とのことで、面白いモチーフのショーでした。
この時期の宝塚にめっぽう疎いんだけど、のちにトップになる音月桂さんや凰稀かなめさんがいたり、緒月遠麻さんが背が高くて目立ってたり、どうしても後ろにいる人を観てしまいます

風の次郎吉('15年花組 主演:北翔海莉)

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みっちゃん(北翔海莉)星組トップになる前の専科最後の主演作品。
真面目な日本物なのかと思いきや、やっぱりみっちゃんの主演作品はコメディ場面もあるから飽きずに観られました!

みっちゃん演じるねずみ小僧を父の仇と追う幸役にゆきちゃん(仙名彩世)。
お芝居も上手、、、好き、、、ほんと宝塚のトップ娘役の中では飛び抜けてる気がする。

このお芝居で初めて認識した華耀きらりさんは男っぽい武家のお嬢様の演技が良かった。男役さんかと思ったほど自然でした。

次郎吉の父役の夏美ようさんもカッコよかったー。最後の涙がさすがでした。

 

パパ・アイ・ラブ・ユー('19年専科 主演:轟悠)

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イシさん(轟悠)主演の宙組組子の計12名でのバウ公演。
セットが変わらないストレートプレイは宝塚で初めて観ました。
しかも病院の医者談話室が舞台。
全員役替りが無いから、分かりやすくて楽しめるコメディでした。
しかも最後は心温まる系のストーリーだから後味が良かった^^

婦長役の星月梨旺さん、男役だとは思わなかったーーー!

またまた今回初めて認識した若い医師役の真名瀬みら君はかわいカッコよかった。

 

シニョール ドン・ファン('03年月組 主演:紫吹淳)

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コシノヒロコさんが衣装デザインをされている、とてもお金がかかってそうなミュージカル。

主演のリカさん(紫吹淳)ドンファン=プレイボーイのデザイナーのレオ役。
やっぱりめちゃくちゃカッコいい。リカさん以上に色気がある男役を私は知らない。
特に声が良い!!!ずっと聴いていたい・・・そしてリカさんのキスシーンはリアル過ぎて見てて恥ずかしい。
そんなリカさんなのでプレイボーイ役はホントはまり役でした。
全体を通して衣装が珍しくて、約20年経った今観ても新鮮。

 

赤と黒('20年月組 主演:珠城りょう)

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フランスのスイスとの国境にある町の材木屋の生まれのジュリアンが野望を持ち、ラテン語を猛勉強し、司祭の弟子→町長の家庭教師→パリの大臣の秘書に成り上がるも、恋に溺れて罪を犯してしまう、という悲しい結末はいかにも19世紀の名作。人間の本質を丁寧に描くこの頃の小説は嫌いではないです。

主演のたまきち(珠城りょう)は清潔・真面目・ヒーローといった役どころよりも、今回の野望を持つちょい悪な今回の役どころの方が素な感じがして良い。

レナール婦人役の美園さくらちゃんは年上役ということもあって声を低くした役作りでした。2幕は天紫珠李ちゃんが相手役になりほぼ出てこないので、トップ娘役なのに!?と不憫になりました。。。再演脚本だから意味はないんだろうけど、たまきちとの不仲が気になるのでさくらちゃんが可哀想・・・と思ってしまった。スカステの赤と黒のナウオンステージのトークもさくらちゃんに冷たかったな〜。。。

 

【観劇】ロミオとジュリエット('21年星組・礼真琴)

 

今年の5月に星組ロミオとジュリエットを観劇してきました。
涼しかったあの頃が懐かしい。。。時間が経ってしまい忘れつつありますが、思い出しながらの感想です。

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平日の東京だったのですが、コロナ影響なのか11時開演で、子供のお迎えがある私でもかろうじて観に行ける時間帯ですっごく貴重でした!

実はロミジュリ初観劇で、前々から観たかった演目。
フレッシュな気持ちで観るために事前情報を避けていたのに、「愛ちゃんの死」が評判が良すぎてカフェブレを観てしまいました笑

観た結果・・・1789に負けずとも劣らず好きなミュージカルになりました。

何が良いって、曲が良い!
ヴェローナはキャピュレット派とモンタギュー派の対立する緊張感のある場面で、いくつ目があっても足りないのに、大公の輝咲 玲央さんが歌ウマすぎて、誰〜!?ノーマーク!!と一人でプチパニック。
ヴェローナの場面、若い子達がわんさか出てきて、あちらこちらで喧嘩が勃発しそうなんだけど、それよりみんな働かなくていいの?と疑問に思ってしまったけどとりあえず封印。

そのあとに登場するまこっちゃん(礼真琴)ロミオには癒やされたー
たんぽぽの綿毛フーーーーー!とか、かわいいかよ!!
なるほどなるほど、そういう人物設定なのね。ロミオは争い事嫌いなのにモンタギュー家の跡取りなのね。。。可愛そう。。。と即同情できる分かりやすさがいい。

「世界の王」は前から知ってて大好きな曲なんだけど、「俺たちが王ーー!」っていう歌詞がどうロミジュリに関係するの??って疑問だったから、今回観て納得よ。
いいね、いいね、こういう若いエネルギー!!
まこっちゃんせおっち(瀬央ゆりあ)極美慎くんも若いから、すごく場面に合ってる!

「僕は怖い」まこっちゃんの歌も最高なんだけど、「死」役のぴーすけ(天華えま)が存分に味わえます。
ぴーすけの身体能力の高さ、美しさ、触るときっと冷たいんだろうなって思わせる演技に魅了され、天華えまファンになりました!!キャッ

 

仮面舞踏会の場面はひっとん(舞空瞳)がスタイル良すぎで眼福・・・この場面の振り付けが好きなんだよね〜
というのも、私自身がジャズダンスをやっているので、そういう観点からもロミジュリは見どころ満載。死と愛が舞台にいたらずーっと追っちゃうし。

星組はみっちゃん以来観劇していないので、今回生で初めて観る組子さんが多かったのですが、せおっち歌も演技もうまくなってる!!極美慎くんかっこ良い!!とか新たな星組の魅力に気づいたので、これから星組観劇多めにしていきたいと思います。

【観劇】寺田瀧雄 没後20年メモリアルコンサート All His Dreams 愛

7月に寺田瀧雄 没後20年メモリアルコンサート All His Dreams 愛を観に行きました。

コロナで1年越しに開催されました。
場所は渋谷のオーチャードホールです。
今回はB席だったのですが物凄く遠く感じて、やっぱり生で観るときは絶対S席にしよう!!と後悔でした。。。

先日スカステで放送されたみたいですね。


宝塚OGだけのコンサートを初めて観たのですが、元トップスターさんがわんさか出てきて圧巻でした。

私は100周年以降のファンなので、スカステでも観たことのない元トップさんの方が多く、終わってからwikiで年齢を調べてビックリな方だらけです。どうしてそんなに体型が保ててるのーーー!?声出てるーー!お顔が美しい〜!!という方が多い多い。
特に平みちさんと日向薫さんが目立ってました。

自前の衣装もある意味見どころでした。
あんな洋服どこで売ってるんだろう?と思うくらいの派手な衣装が多くて、そこも注目です。

知っている曲はベルばら、ノバ・ボサ・ノバくらいでした。

前の席の方が涼風真世さんだけものすんごい拍手をしていてファン心が微笑ましかったです。
直前に涼風真世さんのオスカルをスカステで観たばかりだったので、本物に会えて私も嬉しかった〜!!

そして、何より唯一男役っぽい男装で素敵な踊りを披露してくれたコムちゃん(朝海ひかる)!!

初めて会えた・・・

めちゃくちゃカッコよかった・・・

男役の朝海ひかる、どうやったらまた会えるかな。

 

最近観たスカステ番組(カルーセル輪舞曲 / ロバート・キャパ魂の記録 / アーサー王伝説 / STUDIO 54 / 睡れる月 / 霧矢大夢ディナーショー)

子供を寝かしつけたあと、スカステで録り溜めた番組を見るのがルーティンとなっています。
30分くらいですが、美しいものを見ることは心の浄化になっています。

最近観たスカステの番組をメモメモ。。。

ルーセル輪舞曲('17年月組・珠城りょう主演)

モン・パリ誕生90周年を記念したレビュー。
たまきち(珠城りょう)の大劇場トップお披露目公演で、全体を通してキラッキラしていてとても好きなショーです。


オープニングのカルーセル輪舞曲の曲「まわーるー、まわーるー、カルーセルーーー」で、組子達の笑顔がたまきちのトップを心から祝福している感じが伝わってきて、見ててほっこりする。

ちゃぴ(愛希れいか)のJAZZYなだるま姿の場面も最高。
顔がちっさくて、手と足が長くて、おまけにチャーミングでダンスが並外れてるから、ほんっと注目しちゃう。
相手役がまさお時代に比べて、学年1個上で打ち解けているたまきちの相手になって弾けた感じが物凄くちゃぴらしさを引き出した気がする。

全体を通してやっぱりみやちゃん(美弥るりか)がセクシーで最高に好き。
あんな色気ダダ漏れなジェンヌってなかなかいない。

ロバート・キャパ魂の記録('14年宙組凰稀かなめ)

私の宝塚初観劇のトップが凰稀かなめさんだったのを思い出しますねー

ロバート・キャパは恵比寿の写真美術館の外壁の大パネルの写真で知っていた写真家だったけど、ハンガリー生まれのユダヤ人だったことや、写真を売る戦略でロバートキャパという人物を作り上げたこと、独立してビジネスを一緒に立ち上げたタローと恋仲になるものの事故で亡くし、自分も仕事中に40歳に亡くなる、という人生。ドラマティック過ぎて、小説を読んでるみたいでした。

リカさん(凰稀かなめさん)はお顔立ちが外国っぽいので見た目に違和感が無いんだけど、結構声が高めで見た目とのギャップが気になったかな。
足が細長すぎて、そこばっかり注目して見ちゃう笑

みりおん(実咲凜音)は衣装がとにかく可愛い!
衣装にシャネルっぽい感じが出てて、とても良かった。

戦場で写真を撮っていダンスシーンがあるんだけど、シャッターを押すところをアクセントに入れていたり、他の写真家と撮り方がどう違うかを表現する演出がとても印象に残りました。

アーサー王伝説('16年月組・珠城りょう)

たまきちの退団月ということもあってスカステもたまきち祭り。
こちらはトップお披露目公演ですね。
アーサー王伝説ってエクスカリバーを抜いたんだよね?くらいしか知らず、王道のストーリーなのかと思いきや、アーサー王の妻役のちゃぴが、、、あーさ(朝美絢)ランスロットと浮気して、ラストは離れ離れになる話で、お披露目公演なのにハッピーエンドじゃないことに驚きました!!
こういう始まりもあるんですねぇ。。。また一つ勉強になりました。
1789と同じ脚本家のフレンチの作品なので、素敵な劇中歌が多くて楽しめました。

大好きなみやちゃんは悪女の役でした。2番手ではこういう役が多かったですねー

STUDIO 54('10年月組霧矢大夢)

Studio54は80年代に実際にニューヨークにあったディスコなんだそうです。劇中にも出てきていたけど、ものすごいセレブが通っていたそうです。
きりやん(霧矢大夢)が大衆紙ホットウィークでスキャンダルを追いかけるパパラッチ。きりやんは本当に歌も演技も何もかも安定していて、見ていて安心できる男役さん。

ターゲットの女優のジゼル役に蒼乃夕妃さん。大人っぽい魅力が生かされていました。

ホットウィーク編集長のルーシー役の憧花ゆりのさんが凄かった・・・すみれコードギリギリな感じで超楽しい笑。コーラよりもペプシが好きな設定はそんなに大事だったのかな・・・?齋藤吉正先生のこだわりなの・・・?

他にもロックスター役のD-BOYのみりお(明日海りお)が大活躍してるし、若き日の咲妃みゆちゃんが超かわいいので必見。

このミュージカル、Studio54のナンバーがとても良い振り付けでした。踊りたくなるーーー!

睡れる月('05雪組朝海ひかる)

室町幕府後南朝史、、、という全くもって馴染みのない時代でしたが、分かりやすく退屈しない公演でした。

主演のコムちゃん(朝海ひかる)は浜松中納言役。
貴城けい演ずる義兄が将軍家を倒したことにより様々な騒動に巻き込まれ、愛していた大君(舞風りら)を亡くしてしまい、そして切ない最後でした。

男色家の一樹千尋さん演じる将軍がコムちゃんのことを「掌中の玉」と言っていましたが、コムちゃんは光源氏のように美しいお役でピッタリでした。発声も良かった。

ダンスナンバーでは主に猿楽を舞うのですが、時代を反映している衣装が珍しくて美しかったです。

福岡公演を見たのですが、コムちゃんの最後の挨拶が最高にツボった。
「本日はふくおっふくっhh」→咳払い→「福岡公演〜」って何事もなかったように言い直したあと、さらにその後に、「たくさんのお客様にみまもめみまみま・・・」とわざとかみつづけ、少し間を置いて超かっこいい声で「見守られ」と言い直すコムちゃん。場内大爆笑でした。
しかもこの間ずっと真顔ですからね。普通笑っちゃうでしょ!?コムちゃん絶対に面白い人!!

コムちゃんは私にとって歴代のタカラジェンヌの中で一番お顔が好きなジェンヌさんなのです。強いて言えばもっと高画質で見たかったー!

霧矢大夢ディナーショー「Grand Dreamer」('12年)

退団前に宝塚ホテルで行われたディナーショー。
きりやんトート閣下と青樹泉さんルドルフの「闇が広がる」が、ミュージカルを見ているようで、超貴重なシーンでした!

STUDIO54も衣装を着てやってくれて嬉しかったー!

きりやん、やっぱり安定した歌声でカッコよかった。